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令和4年産 丹波大納言の成育状況報告

2022年10月27日  生育情報 

こんにちは!市川商店の市川です。

先日、丹波大納言の主産地である京都府福知山市へ産地・圃場の視察に行ってきました。
京都府全体における丹波大納言の成育概況と、視察に行った福知山市の圃場状態について写真を交えてご報告させていただきます。

■令和4年産 丹波大納言の成育概況

≪種播き期≫
7月上旬から中旬にかけての降雨の影響で圃場水分状態が高い状態であったため、圃場準備が遅延し、当初予定よりも1週間ほど遅れての播種となりました。

≪生育期≫
8月になると雨の日が続きました。
8月16日~18日には合計200ミリに近い量の雨が降るなどした影響で圃場の過湿状態が続き、成育が抑制されました。ただ大きな問題にはなっておらず、サヤもしっかりと付きました。

≪仕上がり期≫
10月になると寒暖差のある晴れた日が続いたため、成育は進行しました。
昨年や一昨年と比較すると若干サヤ数は少ない傾向にありますが、問題なく成育していると思います。

■産地視察のご報告

【視察エリア】京都府福知山市 半田 【視察日】2022年10月25日

福知山市の半田にある圃場では、昨年と比べると成育はやや遅めではありますが、
順調に育っており葉の黄化が進んでいました。

株の下段部~中断部は完全に仕上がり、茶サヤになっていました。

上段部のサヤも一部ピンザヤ(青いままのサヤ)が残っているものの、
多くが仕上がっている様子でした。

【視察エリア】京都府福知山市 大江 【視察日】2022年10月25日

水田地で水はけが悪いらしく、手前側には前日に降った雨が溜まっていました。

サヤがついている数は悪くはないが、平年と比べるとサヤが細くて短い傾向。
中にはサヤの中に種(小豆)が入っていないものも…。

上段部はピンサヤが茶サヤに移り変わっているタイミングで、葉の黄化もゆっくりと進んでいます。

11月下旬~中旬になると早い圃場では収穫が開始されます。
昨年同様、台風の影響をほとんど受けていなかったので、豊作とはいかなくてもある程度の収穫量は期待できるのかなという成育状況かと思います。

近年は、京都府の中でも亀岡など南部地域の面積が大きくなっていると聞きます。
今回訪問したのは福知山なので中部エリアになりますが、南部に行くほど成育は良いとのことなので、面積の大きい地域でしっかり獲れてくれると生産量も上がるので、期待したいところです。

以上です。

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