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『物価上昇品目、7割超え 8月消費者物価2.8%上昇(日本経済新聞9月21日朝刊3面)』

2022年9月21日  ブログ『新聞記事から読み解く』  ,

日本経済新聞9月21日朝刊3面『物価上昇品目、7割超え 8月消費者物価2.8%上昇』

お菓子メーカーさんとの会話の中で、「この物価上昇の影響はコロナよりも厳しいかもしれない…」という内容がこの数か月で何度か出てきました。
お菓子はどうしても嗜好品扱いになり、節約の対象になってしまっているようです。

最近の原材料価格の上昇をうけてお菓子メーカーさんも商品の値上げを行っておられます。値上げすると販売個数の減少に繋がりますし、他の食料や日用品などあらゆる品目で値上げが実施されているので、一層財布のひもがきつくなっている感覚を受けています。

先日大阪のとある和菓子屋さんと会話していた時に「最近は量を追いかけることをやめました。売切れご免で売上金額が減少するかもしれないが、しっかり利益が残る体質にしていく。同時に残業も減らして若い人が働きやすい環境を整えていく」ということを話されていたことがとても印象に残っています。
これまでは価格を抑えて薄利でも量をさばくことができれば利益が発生することを前提に、多品種のお菓子を製造・販売することが当たり前の時代でした。そしてそのための長時間労働もやむなしという状況であったかと思います。
しかしこの和菓子屋さんは、売上至上主義は人口が減少していく日本の状況には合わず、また従来通りの労働環境では若い働き手が確保できないと判断され方針を転換されたのだと思います。

もちろん、「言うは易く行うは難し」だと思います。
(頭では分かっていても売上が減少することって精神的に不安になりますもんね…。)
ただこのままの状態でもジリ貧になっていく可能性が高いのであれば、思い切って舵を切って今の環境に合った会社の仕組みに再構築していくことも重要なのだと気付かされました。

この物価上昇は生活のあらゆる所に影響を及ぼしていますが、会社の仕組みを見直す良い機会になっているのかもしれません

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