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お豆専門店NOTE 『#3 最高級の小豆を仕入れたいんだけど…』

2022年7月15日  ブログ『お豆専門店NOTE』 

こんにちは!
お豆専門店 市川商店の市川です!

今回は私が定期的に受けるある質問について記事にしたいと思います。
その質問というのは…

『他にはない最高の餡子を作りたいのですが、オススメありますか?』

『国産で一番いい小豆って何ですか?』

といった内容のものです。

新たにお店をオープンされる方や新商品を検討中の方から、よくこのご質問をいただきます。
「美味しい」が当たり前になったこの時代、餡子に特長を持たせて売り出したいという考えはよく分かりますので、私も毎回頭をフル回転させてお応えするようにしております。

味や風味の観点で考えると、丹波大納言小豆は最高級の小豆の部類に入ると思います。
実際、百貨店に入っておられるようなお菓子屋さんの粒餡には丹波大納言を使われていることが多いので、味・風味の点で(そしてお値段の点でも…)一級品であることは間違いないと思います。

北海道産小豆だと、エリモという品種の小豆でしょうか。
こだわりの強いお菓子屋さんは昔からこのエリモを好んで使われる傾向にあります。

ただ、私個人としてはこのような問い合わせをいただいた時に、
反射的に丹波大納言やエリモ小豆を提案しないように心掛けています。

というのは、

「どのような餡子を求められているのか」、さらに言うと「どのようなお菓子を作りたいと考えられているのか」は作り手さんによって異なるからです。

ひと言で餡子といっても

✓味・風味の好み(しっかり風味のある餡子orあっさりした餡子)
✓餡色の好み(濃い色or薄い色)
✓粒の大きさ(大粒or小粒)など…
たくさんの種類があります。

どれが良いとか、どれが正解とかいうのではなく、
その作り手さんが、『どのような餡子を求めておられるのか』が最も大事なポイントだと考えていて、なるべく詳しくお話を伺い、自分のなかで理想の餡子が言語化できた上で、合った小豆をご紹介したいと思っています。

私たちは原料問屋なので、どうしても「この小豆はこんな特徴があって…」と原料起点の話になりがちですが、なるべく

理想のお菓子や餡子を起点にして小豆を結び付けていくように心がけています。

和菓子において餡子は「命」であるとよく言われます。
その餡子づくりに携わることが出来て喜ばしく思いますし、「この小豆いいね!」と
気に入って作られたお菓子を口にするときほど、嬉しいことはありません。
同時に責任重大な立場でもありますので、まずは作り手さんの声を聞くことを最優先とし、
私たちに出来ることをさせていただいております。

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