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『食糧輸出制限、世界で1.6倍 供給不安で囲い込み(日本経済新聞8月22日朝刊5面)』

2022年8月22日  ブログ『新聞記事から読み解く』  , , ,

日本経済新聞 8月22日朝刊5面『食糧輸出制限、世界で1.6倍 供給不安で囲い込み』

「食糧危機」という言葉が最近の新聞では当たり前のように登場してくるようになり、
驚きと同時に、日本の食は輸入で支えられているということを改めて実感させられます。

また恥ずかしながら最近になって知ったのは、小麦や肉などの直接的な輸入品だけでなく、畜産用の飼料や農業用の肥料も輸入依存が強かったということ。
「輸入できないなら国産での自給率を高めるしかない」というシナリオも、結局はその飼料・肥料が入手できなかったら成立しないわけで。。。

日本の食糧事情も大きな転換点かもしれません。
農業において(漁業や林業など他の一次産業すべてかもしれませんが)、高齢化と後継者不足で就農人口は減少傾向にあります。また最近の異常気象で畑が冠水したり、木が折れてしまったりすることが、離農するきっかけになってしまわないか心配です。

子どものころ好きだった宮崎駿監督の「未来少年コナン」というアニメで、主人公の少年が自然が枯れてしまった工業国に行った時、『プラスチックからパンを作っているんだ!』と驚くシーンがありました。当時はなにも考えずに観ていましたが、今はそれも最悪の場合「ありえる世界」なんだと考えさせられます(プラスチック→パンという技術的な話は分かりません…)。

いますぐ食糧に困ることはないと信じていますが、無くなってから動いても意味がない話だと思います。モノがある内からなにか国を挙げて対策を講じないと大変なことになるのでは…と危惧しています。


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