
年初から円安傾向にあり、140円台に乗るのは時間の問題だと思っていましたが…ついに乗ってしまいました。24年ぶりというのは衝撃です。
「円安の方が日本の輸出産業にとって都合がよく、経済も元気になる」という状態も今は昔の話で、以前ほどの円安による経済効果はないようです。
となれば、あるのはマイナスの効果だけなのでしょうか…。
農業にも大きな影響を与えています。
何度かこのブログで書いていますが、外国産の農作物だけでなく、肥料や飼料関係も入手しにくくなってきました。不足気味になると相場も上昇しますので、これまでよりもコストアップになることに加え、円安でさらに価格が上昇してしまう状況になっています。
ウクライナ侵略を発端にした世界的な食糧危機への懸念と、円安の影響で生産者さんの負担が大きくなっています。
「国からの補助金が日本の農業を支えている」と言われるほど、本業だけでは儲かりにくい状態がこれまでも続いていました。その状態にこの様々な影響を受けたコストアップはかなり痛手です。
兼業農家の割合の多さ、就農人口の高齢化など日本の農業には課題があります。
今回の件が、「農業をやめるきっかけ」にならなければ…と願います。