
日本経済新聞9月10日朝刊4面『穀物の国産化、来年に具体策』
記事中より↓
『岸田文雄首相は小麦や大豆などの国産化などを推し進めるため、2023年に具体策を策定するよう指示した。』
食の必需品として扱われる小麦や大豆に関する最近のニュースを見ていると、首相がこのような指示を出すのは当然の流れかと思います。
もちろん一長一短で出来るものではありませんが、スタートさせないと何も解決しないので長期的な視野を持ってぜひ取り組んでもらいたいと願います。
一方で繰り返しになりますが、弊社としては小豆などの大豆を除く豆類の作付面積には目を光らせておかないといけないと考えています。
仮に大豆や小麦が増加することになれば、必ずその同じ分だけ何かしらの畑作品目の作付面積は減少します。それが小豆なのか金時なのか、それとも馬鈴薯なのか甜菜なのかはその時の魅力度によって判断されることになりますが、小豆の面積が増えにくい状況になったのは間違いありません。
令和4年産の小豆の作柄は、豊作とはいかずとも「平年作以上」は現時点で見込めておりますので、向こう1年で量的な面で困ることはなさそうです。ただ、少しずつ経済がまわり始め、需要が回復している一方で、生産の基盤となる作付面積は伸び悩んでおりましたので、個人的には「作付面積、来年こそは…!」という状況でした。
この首相指示が小豆などの豆類に与える影響は小さくなさそうです。